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細胞でできたチューブになります。

Posted in ストレス, and 遺伝

病気のためではないのでしょうか^

海南病院の家族会で、認知症の介護家族の心労をつぶさに見聞きした経験は、私の治療に大きな影響を与えることになったのです。
1999年11月、待望のアルツハイマー治療薬アリセプトが発売されました。この年の残りの1カ月で約200名に処方して以来、私は全国で処方のトップを走り続けることになります。それと同時に講演が増え、私はあたかもアリセプトの宣教師のごとく、全国の病院関係者に認知症の薬物療法を語り歩いたのです。
一方、アリセプトホットラインと名づけた電話相談も受け付けました。この新薬のメリットとデメリットを早急に知りたかったからです。最初は副作用の報告ばかりでした。下痢や吐き気、怒りっぽくなったという訴えです。やがて改善報告が入り始めました。私はすぐに、アリセプトは3㎎開始ではなく!5㎎開始に改めたほうがいいとエーザイに進言しましたが、聞き入れてもらえませんでした。
2003年、私が愛知県大府市の共和病院に転勤すると、市内に国立長寿医療研究センターもあるため、全国のアリセプト処方率で大府市が1位になりました。私がアリセプトの副作用にうるさいのは、これだけ多く使ってきたからにほかなりません。
共和病院への赴任直前、隣の知立市で講演を行いました。
社会福祉協議会の主催だったので、聴衆はケアマネジャーや介護ヘルパーです。3年後に、再度講演を依頼されたときには、レビー小体型認知症の話だけをしました。薬剤過敏性があるレビー小体型認知症にアリセプトを規定どおり5㎎投与すると、パーキンソン症状が悪化して歩けなくなるので、救出方法にポイントを絞ったのです。その結果、これまで月に2~3人だったレビー小体型認知症の新患が10名を軽く超えるようになりました現場のケアマネジャーが患者さんの手を引いてきたからです。私が講演で見せたスライドでこの人はレビーだと確信したのでしょう。多くはアリセプトを減らして抑制系の薬に替えるだけで魔法のように改善しましレビー小体型認知症のポイントをつかんだレビー小体型認知症の典型例は、認知症幻視など、パーキンソン症状小刻み歩行など、うつ状態が揃った症状を示します。

  • 細胞に含まれる水分量が多いからです。
  • ホルモンがある。
  • 症状が見られます。

神経伝達物質が正常に機能していることが重要なのである。しかし、最初の数年間はパーキンソン症状やうつ状態しかなかったのに後からほかの症状が出揃ってくることもあり、診断の難しい病気です。また、レビー小体型認知症の患者さんの多くは、嗜眠といって昼寝が長く、ときには診察中でも眠ってしまったり、意識消失やせん妄を起こしたりします。薬剤過敏性があり、市販の風邪薬を飲んで寝込んでしまう人もいます。それまで、初診時にはアルツハイマー型認知症だった患者さんが、数年後にレビー小体型認知症になっていく例があり、私は誤診でしたと家族に謝っていました。レビー小体型認知症の発見者である小阪先生は「レビー小体型認知症のアルツハイマータイプ」とか「レビー小体型認知症の移行型」と呼んでいましたが私には脳内に老人斑とレビー小体が混在する意味がわからなかったのです。その謎が解けたのは、2008年の日本老年精神医学会で、秋山治彦先生東京都精神医学総合研究所のセミナーを聞いたときでした。レビー小体型認知症もアルツハイマー型認知症も変性性の脳疾患ですが、レビー小体は封入体の一種で、異物を封じ込めるゴミ箱のようなものだというのです。
秋山仮説は、脳内に老人斑が増えてくると、脳がレビー小体を作って封じ込めてしまうためビー小体型認知症に変化する運命にあるという画期的なものでした一部のアルツハイマー型認知症はレそうなると、ゴミ箱を用意しないのが純粋なアルツハイマー型認知症、一部の老人斑を残してしまったのがレビー小体型認知症の移行型アルツハイマータイプ、老人斑をすべてゴミ箱に入れてしまったものが純粋なレビー小体型認知症、という理解ができます。この仮説は、高齢化に伴って近年、飛躍的にレビー小体型認知症が増えてきている現象を説明するうえでも助けになるのではないでしょうか秋山仮説に立てば、認知症の診察もスタンスが変わります。医師としては初めからレビー小体型認知症と診断してそれに対応する処方ができるわけではなく、患者さんの経過を診ながら「そろそろレビー小体型認知症の処方に変えていこう」と思えばいいのです。大切なことは、小刻み歩行などの症状が出てきたら、すぐにアリセプトを減らすことです。
それができるかできないかが、増悪と軽快との分かれ道になります。
ホルモンに対応する

 

神経伝達物質の分泌や代謝の異常とする説が有力です

レビー小体型認知症の三種の神器
発見レビー小体型認知症はアセチルコリンとドーパミンの両方が低下しているので、アリセプトでアセチルコリンだけを賦活すると、ドーパミンの相対的不足で歩けなくなります。アリセプトは現在、多くの医師がレビー小体型認知症に使っていますが、規定量の1¥3でいいのです。抗パーキンソン薬はいろいろありますが、私の経験ではいちばん副作用が少ないのがペルマックスでした漢方薬のツムラが抑肝散の説明で共和病院に来たとき、私は東北大学で認知症のBPSD問題行動が改善したという論文を読んでいたので、病院で購入してもらいました。レビー小体型認知症の患者さんに試してみると、1例目も2例目も著効でした。
こうして、レビー小体型認知症に対する三種の神器(アリセプト、ペルマックス、抑肝散)が発見できたのです。今ではコウノメソッドで、認知症は初めてという医師が処方しても劇的に改善できる111種の加減を公開しています。
こうした天からの啓示のような処方は、多くの患者さんが私に教えてくれたものです。[注意]将来、アリセブりメマリーがよいことがわかるかもしれません。
クロイツフェルト·ヤコブ病の診断を確共和病院に愛知県内のグループホームから連絡があり、いまからすぐに診てほしい利用者がいるから連れていきたいと言われ、クロイツフェルト·ヤコブ病の患者さんが搬送されてきたときには驚きました。
発見したグループホームの施設長は女性で、医療関係者ではないばかりか、もとはと言えば普通の主婦でした。当の利用者男性は、2週間前に施設見学に来たときは歩いていたのに、入所のときは車いすでよだれを流していたそうです。
医学的知識のない人
認知療法だと言えるでしょう。
おかしいな、と思いながら見ていると、入所初日の夜、テレビを見ながら踊りだすのを目撃しました施設長は、利用者の踊る姿が、今までに見たこともないような奇異な動作だったので、「これはただごとではない、すぐに医師に診せるべきだ」と判断して共和病院に電話をかけてきたのでした。私が時折介護のプロに舌を巻くのは、実によく利用者を見ていて、利用者の安全のためなら何でもしようという行動力を見せつられるからです。翌朝搬送されてきた患者さんは、視点が定まらず、口を空けたままで動きません。両手を打つと、音にピクリと反応しました。私はすぐに脳波室に電話をして「今からクロイツフェルト·ヤコブ病の患者さんが行くから検査をお願いします。使った電極は捨ててください」と伝えました。脳波はヤコブの特徴的な波形を示してました施設長がになります。

がありましたけいれんというのを医学的に解明すると「大きな音に反応して痙攣した」
私は海南病院時代に立て続けに診たこと「テレビを見て踊りだした」
ことこれがクロイツフェルト·ヤコブ病の特徴的な症状で、結局、海南病院の後輩医師神経内科医に託しましたが、患者さんは3カ月後に亡くなりました。亡くなる前にお見舞いに行ったとき、後輩医師が「もう一人、クロイツフェルト·ヤコブ病の患者さんが入院しました」と私に言いました。後輩は、2人目をすぐに診断できたことだろうと思います。クロイツフェルト·ヤコブ病が抑肝散で驚くほど改善したこともあります。

 

遺伝などほかの因子が加わらない限

共和病院まで東北から車を飛ばして母親を連れてきた息子さんがいました。4日間、眠らずに大声を出し続けているというので、せん妄を消すために抑肝散を処方し、地元での入院を勧めて帰しました。1週間後に電話をすると、ぐっすり眠って正気に返ったので、入院は必要ないと言われたそうです。漢方は、ときに絶大な効果を発揮します。
ANM-76とドクターコウノとのな出会2006年に、私はある健康食品の研究会に参加しました。食品の名前はANM-76というもので、フェルラ酸(米ぬかなどに含まれる抗酸化作用のある活性物質)とガーデンアンゼリカ酉洋トウキの配合物でしたこの食品を、アリセプトが効かなかったアルツハイマー型認知症の患者さんに臨床試験をしてほしいというので、私は驚きました。効果が出るはずがないと思ったのです。しかし、そこに集まった9名の医師は日本の認知症専門医のトップばかりだったので、私は4名の臨床試験を引き受けました。9カ月後に治験が終了し結果は統括医師がまとめましたが、「悪化抑制率が有位に高い」というものでした。なかでも3人の知能検査の改善が確認できた私は、ひそかにこれはすごいと驚嘆していました。
ANM176は、韓国で製造されている健康食品です。
日本ではグロービアという会社が、ガーデンアンゼリカをスペイン産のものに替えて、フェルガードという商標で発売を始めましたNewフェルガードという製品と、ガーデンアンゼリカを20%に減らしたフェルガード100Mという製品があります。
健康食品なので医療保険の適用外ですが、私はどんどん使っていますし、患者さんに購入を勧めています。
それは、この健康食品が実によく効くからですNewフェルガードは穏やかなアルツハイマー型認知症の患者さん、フェルガード100Mは易怒の強いピック病または薬剤過敏性の強いレビー小体型認知症の患者さんの第一選択になります。これは、ガーデンアンゼリカに興奮性があることによる使い分けです。
共和病院の入院患者さんでも、フェルガードを飲んでピック病やレビー小体型認知症の症状が改善するケースが出てきました。アルツハイマー型認知症の進行が抑制されるだけならまだしも、典型的なレビー小体型認知症の患者さんに笑顔が戻ったとなると、病院のスタッフも大騒ぎになります。

動脈疾患や脳卒中などの循環器系の重大

そんな事例が続出しました。
アルツハイマー型認知症と誤診されて2年間精神科病院に医療保護入院させられていた60代の女性の患者さんがいました。夫が共和病院に移してきたので、ピック病の診断を下してフェルガードを処方したのです。初めはガリガリに痩せて、箸でコップをつつくだけの毎日でしたが、次第に会話が増え、やがて英語の歌が歌えるようになりました。ついに退院するに至り、今では私のクリニックに通院しています。

フェルガードは固安の患者さんにも有効フェルガードは食品扱いですが、興奮性があることからもわかるように、明らかに薬です。韓国トウキを使うと医薬品になるので、ガーデンアンゼリカを食品扱いの酉洋トウキに替えてあり、介護家族も買えるようにしたのがグッドアイデアでした。
進行した認知症は、嚥下機能の低下が致命傷になることがあります。そのため胃瘻を造設することがよくありますが、ANM176やNewフェルガードの素晴らしい点は、胃瘻に入れても効果を発揮するところにあります。嚥下機能を改善させるので、口から食べられるようになった事例が出ているのです。誤嚥性肺炎を繰り返すようになり、家族が諦めかけた患者さんがいました。共和病院に4日間入院してもらって胃瘻を造設したので、私はANM-76を1箱「胃瘻から注入してください」とメモをつけて渡しました。


ホルモンに対応する 神経の不調から起こります。 病気のためではないのでしょうか^