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細胞のテロメアはまだ

Posted in 医師, and 神経

薬の助けを素直に借りるのが基本です。

脳神経外科医の敵は脳腫瘍や一刻を争うくも膜下出血、急性期の脳梗塞などになります。こうした中枢神経系専門医にとって、認知症はメインの疾患になり得ません。外来に来た介護家族からまだ治らないのですがと言われたとき、治るはずがないという思いを抱きながらも「じゃあ薬を増やしてみましょうか」と言うのならまだましです。
図13によく起こる誤診と薬の誤用を掲げました。レビー小体型認知症がうつ病と誤診されると特に危険なので、独立した表にしてあります。
患者さんが高齢であるほど、薬の副作用はダメージが大きいものです。薬が新しくなったり急に増えた後で変調をきたしたら、その薬を休む勇気を持ちましょう。それができるのが家族です。その他の認知症
を正確に識別する方法認知機能を低下させる病気は、代表的なアルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、脳血管性認知症ピック病以外にもいろいろあります。なかには原因疾患を治療すれば認知機能がすぐに戻る病気もあるので識別は重要です。
早期発見して治療すれば治る認知症の代表的なものには、甲状腺機能低下症、ビタミン欠乏症、慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症などがあります。これらは、血液検査や画像検査が必要なので、おかしいと思ったら主治医に検査を求めてください。
血液検査が必要な認知症は、甲状腺機能低下症、ビタミン欠乏症、肝硬変による血中アンモニアの上昇などです。甲状腺機能低下症は、新陳代謝を促す甲状腺ホルモンが低下する病気で、徐脈心拍数60未満/分、顔のむくみ、うつ状態、認知機能の低下などの症状が出ます。患者さんの8割は女性で、悪化すると心不全に至る場合もありますが、早期であればホルモン剤の服用で回復します。
ビタミン欠乏症は、胃がんなどで胃を全摘した患者さんが術後4年以降に発症する場合と、悪性貧血による場合とがあります。

  • 遺伝子が解読されたらどうなるのだろうか。
  • 細胞や脳への血液が遮断される結果
  • 病気を治していく

認知療法は万能ではないどちらも健康診断で大球性貧血を指摘されて発見されることが多く、ビタミン補充療法注射に限るで改善します。
画像検査でわかる認知症には、慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症、脳腫瘍などがあります。慢性硬膜下血腫は、やせた飲酒癖のある男性の左大脳半球に起こりやすい病気です。転んで頭を打ったことが原因で発症しますが1カ月ほど経過している場合も少なくありません。歩行不安や半身マヒが出たら、血腫を取り除く手術が必要です。正常圧水頭症は、髄液が脳内に過剰に貯留する病気で、認知症、検査で確定診断が下せるので、一時的に外来で髄液を抜き取るか、手術を選択します。
歩行障害、尿失禁を引き起こします。画像恒常的に髄液を腹腔などへ逃がすシャント認知症を疑って受診したところ、画像検査で脳腫瘍が発見されたというケースもあります。
腫瘍ができた場所によって、認知機能の低下を引き起こすのです。早急に専門医を受診し、原因疾患である腫瘍に対処するとが必須となります。
クロイツフェルト·ヤコブ病は、脳波の検査でわかる病気です。患者さんは大きな音に過敏な反応を見せ、急速に歩けなくなります。口を開けてよだれを流す、視点が定まらない、体が硬くなって手が宙に浮くといった症状が見られます。
私がコウノメソッド
を公開した4つの理由コウノメソッドは、私が開拓し、あみだした認知症の薬物療法マニュアルです。図14にそのコンセプト概念、考え方を示しました。これは、毎日外来の患者さんを診ている私が、開業医として行っている自分の処方を公開したものです。
薬は絶対飲まなければいけないと理解しています

 

ガンといったミネラルを摂取することが必要となるSOD

現在の認知症医療のあり方にこんなことをする医師は、でいいのだろうかと私が問題意識を持ったからにほかなりません。
識です。普通いません。
それでも公開に至ったのは、れ簡潔に述べると、それは次のような問題意診断と治療のバランスが悪い。
断の議論には興味を示す。が、治療の議論になるとモチベーションが下がる医師が多く見受けられることから、改善しない患者さんが多数いるものと想像できる。そればかりか、一部の患者さんはかえって悪くされているのではないかと危惧され

  • 学会に出て認知症医療の発表時間を見渡すと、
  • 高齢者は薬の安全域が狭いので、薬の選択とともに用量の設定が重要である。その重要なことが記載され
  • た薬物マニュアルはどこにもなく、ましてや少量投与の勧めなど儲け主義の製薬会社が作成するわけもない介護家族は、周辺症状で苦しんでいる。
    従って認知症の治療は、患者さんを落ち着かせることを目標としそれができてから中核症状の改善に向かうべきである。

    ●過去12年間、日本には認知症の中核症状治療薬がアリセプトしかなく、これが興奮系の薬剤であったために、機械的に投与されて家庭を引き裂かれた介護家族は枚挙にいとまがなぃ。従って、公開されるべき薬物療法マニュアルは、陽性症状を制御することを主眼とする。しかし、抑制系薬剤は効きすぎると危険もあるため毎日患者さんの様子を見ることができない外来担当の医師は、家族の協力を求める必要がある以上のような私の問題意識から生まれたのが、コウノメソッドです。
    コウノメソッドでは、患者さんが落ち着いた状態を中間ゾーン漢方でいう中間証と考え、中間ゾーンよりも興奮した症状が出ていたら抑制系薬剤を、中間ゾーンよりも落ち込んだ症状が出ていたら興奮系薬剤を投与します。そして、薬の副作用を出さないために、介護者に薬を加減してもらいます家庭天秤法。また不幸にして患者さんと家族のうち一方しか救えない場合は、介護者を救うというのが究極の処方哲学です。コウノメソッドは毎年改善を加え、年1回の更新を続けています。アリセプトのこれまでの使われ方と問晒1999年に出たアリセプトドネペジル塩酸塩は、日本の製薬会社エーザイが開発したアルツハイマ型認知症の治療薬です。
    症状を重くさせない
    医学の常識です
    約6割の患者さんに効き、認知症の進行を平均9カ月遅らせます。この薬は、世界で最も使われた認知症薬といえるでしょう。
    アリセプトの問題は、下痢や吐き気などの様子見で最初は3㎎から開始し、14日後から5㎎に増量するよう指導されることです。しかし、興奮系の薬なので患者さんが怒りっぽく易怒なり、5㎎では多いと感じる医師もいます。本来なら患者さんに合わせて低用量の処方も行うべきですが、認めない教授などが少なくありません。
    アリセプトはまた、レビー小体型認知症にも効くという知識が広まりましたが、レビー小体型認知症には少量でないといけないという知識は広まっていません。このために錯乱したり、歩けなくなる患者さんが全国で発生するという問題が起こりました。
    2011年から新薬が3成分登場し、アリセプト自体にも後発品が出るので、必要な患者さんのみの薬になっていくものと思われます。アリセプトは今後は高用量がフェルガードの認知症に対する効果と用い方前のページの「ANM-76とドクターコウノとの運命的な出会い」で紹介したANM176は、韓国産の健康食品です。それ以前に韓国では1NM176という医薬品がありました。INM-76の成分はフェルラ酸(米ぬかから抽出した成分で、脳内の神経細胞にβアミロイドが凝集するのを防ぎ、神経細胞死を防ぐ)とガーデンアンゼリカ韓国トウキを同量配合したものです。

    ところが、主成分である韓国トウキが薬品扱いなので、INM-76は輸入できません。日本で発売するには、治験を行って医薬品の認可を受けなければならないからです(10年近くの歳月と莫大な費用がかかります)。そこで韓国トウキを酉洋トウキ日本では食品扱いに替え、健康食品として輸入されたのがANMI76です。韓国トウキや酉洋トウキには、ニューロンを新生する作用があります。
    そのため、フェルラ酸の効果と相まって、アルツハイマー型認知症を予防するばかりでなく、末期的な患者さんにもすぐに改善効果が現れます。
    これまで使ってきた私が確信するところによると、患者さんの重症度に関係なく、感受性で効果が決まるようです。

     

    症状は改善されません

    その後、ANM-76の販売体制の整備が遅れたため、日本の会社がスペイン産の酉洋占キを使って低コストのNewフェルガードという健康食品を開発し、発売を始めました。INM-76やANM176とほとんど変わらない効果があるので、現在私は、入手しやすいNewフェルガードをおもに使っています。
    アリセプトはアルツハイマー型認知症の患者さんの63%に効果があります私の経験則-が、ANMI76やNewフェルガード(以下、両者を代表してNewフェルガードと表記します)は70%近い改善率を示し、そのなかにはアリセプトが効かない患者さんも含まれます。各病型への処方でも紹介しますが、レビー小体型認知症において、アルツハイマー型認知症以上に有効であることがわかってきました。
    唯一の問題は、Newフェルガードを服用することによって、脳が活性化されるあまりややハイテンションになる患者さんがいることです。
    そこで、興奮性を持つ酉洋トウキを20%に抑えたフェルガード100やフェルガード100Mが発売されました。両者の違いは、フェルガード100がインターネットで自由に購入できるのに対し、フェルガード100Mは作用時間を長く加工してあるので、医師の推奨がないと購入できない点です。どちらも酉洋トウキの配合量を下げたことから、大幅なコストダウンが実現しました。アルツハイマ型認知症の予防に最適な健康食品といえるでしょう。

    病気について理解してもらって

    驚いたことに、フェルガード100Mでさえも、局所脳血流が有意に増えたという研究結果金谷潔史先生が発表されています。フェルガード類はどれもスティックタイプの顆粒状で飲みやすいので、患者さんの症状に合わせて本数を加減すればいいのです。
    レビー小体型認知症の患者さんは薬剤過敏性が強いので、最初はフェルガード100Mのスティックを1日1本から開始できることがとても便利です。改善しない場合は、翌月から2本、さらに翌月から3本と、1日の処方量を増やしていくのです。フェルガード100Mで効かない場合、3カ月をめどにNewフェルガードへ移行すれば、多くの患者さんは明るく元気に生活できるようになります。私の経験では、患者さんの症状や体質に合わせてフェルガード類の種類や用量を決めていけば、改善率は7割を超えます。
    これまでにもっとも強い用量を服用した改善例は、Newフェルガードを1日4スティックでした前頭葉機能感性、感謝発語、体フェルガード類は、副作用なく中核症状(記憶、幹バランス、歩行機能、嚥下機能を向上させます。
    判断力)を改善し、医師の監督下で、家族が副作用を防ぐために薬の加減を行う家庭天秤法
    認知症の症状は、大別して中核症状と周辺症状に分かれます。中核症状は記憶障害、自分の置かれた場所や状況がわからなくなる失見当識、判断力低下などで、脳機能そのものが低下することによって起こる症状です。
    中核症状を改善させる現在日本で用いられている認知症の薬は、脳内物質アセチルコリンの取り込みをよくする3薬(アリセプト、レミニール、リバスタッチパッチかイクセロンパッチ)とメマリーです。


    薬は絶対飲まなければいけないと理解しています 細胞のテロメアはまだ 医療につながっています。