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老化が進み

Posted in ストレス, and 医師

薬を飲む意味についても理解できないでいると思います。

認知症といいます。
そうした家族の思惑を読み取るために、初診のときは本人と家族の両方の観察は欠かせません。
通常、などを書く欄があり、どこかの医療機関を初めて受診すると、保険証の提示とともに初診問診票を渡されます。
これまでに薬でアレルギーが出たことはないかなどを書かされるはずです。そのほかにもいくつか医師に伝えなければならないことがあるので氏名や年齢ではそ認知症で受診する場合は、のことを紹介します。
まず、家族が「おかしい、こんな人じゃなかった」と思った時期を伝えましょう。これは、誰にでもわかるくらい症状が重くなった時期ではなく、認知症だと気づかないまま、何かおかしいなと感じたことのある時期です。次に、もの忘れ以外の7項目の症状のうち、どれかがあれば伝えましょう。図2に簡単な初診問診票を用意しました。これを拡大コピーするか内容をメモして、家族から初診のときに医師に渡してください。
7項目は、①落ち着かない②性格が変わった③買い物のミス④もの忘れを認めない⑤怒りっぽくなった⑥被害妄想お金や大切なものを盗まれたなど⑦幻覚死んだ人がいるなどです。
認知症の人の8割は、もの忘れ以外にこの7項目のうちどれかの症状を持っています。逆に、もの忘れしかなかった場合は、正常老化やうつ病など、認知症以外の可能性を考えなくてはなりませんこのなかで特に、⑥被害妄想、⑦幻覚がある患者さんは、レビー小体型認知症が疑われます。また、①落ち着かない⑤怒りっぽくなった⑥被害妄想⑦幻覚は陽性症状が強い患者さんなので興奮系薬剤前のページで後述だけを処方してはいけません。つまりこの7項目の問診票には、その後どのような処方を行うべきかのヒントも隠されているのです。
私のクリニックでは電話で初診の予約を受け付けていますが、前医からの紹介状は不要です。ほとんどの介護家族はこれまでの医師の処方に疑問を抱いて私のクリニックの門を叩くので、紹介状を書いてもらえるわけがないのですが前医が撮った画像も、必要ありません。
神経の不調から起こります。

ストレスと感じる人とそうでない人がいます。
MRIやCTの画像をCD-ROMに焼いて持参なさる家族がいらっしゃいますが、パソコンにCD-ROMを入れて立ち上げる時間がもったいないので、持ってこないほうがいいと思います。それよりも必要なものは、いままで飲んでいたまたはいま飲んでいる薬の種類と量です。これはぜひメモに書いて持ってきてください。もし、これらの薬を飲んで過去に副作用周辺症状の悪化などが出たことがあれば、そのことも詳しくわかるようにメモしてくるか、診察室で話していただく必要があります。
そのほか、初診時に医師に伝えるべき要素で大切なことは、誰が患者さんに薬を飲ませるかです。認知症のほとんどの患者さんは自発的に薬を飲んでくれないので、処方しっぱなしというわけにはいきません。渡したあとのことには関知しない医師もいますが、薬の加減を行うコウノメソッドでは、この問題はとても大切です。
認知症の患者さんへの処方を決める際、家族は次のことを医師に告げてください①患者さんは独居なのか、同居者がいるのか、②同居者がいる場合、その人は服薬の管理ができる人なのか、③服薬の管理ができる同居者がいる場合、その人は一日中家にいるのか、それとも仕事などで外出して留守にする時間帯があるのか、で高齢の場合、夜8時といった早い時間に就寝する患者さんもいます。そうなると夕食後に向精神薬、就寝前に睡眠薬といった処方ができないので、夕食を済ませてから寝床に入るまでの時間も医師に伝えるとよいでしょう。
家族が診を見ることの大切さ私のクリニックやコウノメソッド実践医に、認知症かもしれない家族を連れていかなければならない場合はどんなことに気をつければいいのでしょうか。

ストレスを心の中から完全に取り去ってしまおうと思う

最低限必要なことは、介護家族が患者さんと一緒に診察室に入って診察風景を見ることと、患者さんに知能検査をしてもらうことです。逆に言えば、受診した医療機関で頼んだにもかかわらず診察室に患者さんと一緒に入れてくれなかったり、知能検査をしてくれなければ、医療機関を替える必要があります。
アルツハイマー型認知症などの初期における患者さんは、とりつくろいがじょうずです。これは、自分の記憶力の減退に気づいて不安を感じているからで、初期にはとりつくろい自体が一つの症状と化す傾向があります。そのために、家族はおかしいと感じているのに、医師は患者さんの元気な外見や振る舞いに惑わされて年のせいですと診断や処方を行わない事態が起こるのです。認知症は早期発見、早期治療が大切であるにもかかわらず、初期の認知症は家族に見えて医師には見えないお化けのような存在となってしまいます。

これらをクリアに解決するのが、認知症の知能検査にほかなりません。知能検査にはアメリカのものなどいくつかの種類がありますが、日本で開発された「改訂長谷川式簡易知能評価スケール」図3がもっともポピュラーです。介護保険の意見書を書くときに必要なので、ほとんどの医師は慣れています。
設問を見ていただけばわかるように、この検査でいくつか答えられない項目が出てくるようでは、単なる老化とはいえません。
薬と違って

ストレスの軽減→腸内バランスがよくなる→副交感

30点満点で20点以下は認知症の疑いがあるとされますが、25点以下でも十分認知症の可能性があります。なお、検査用紙は事前に本人に見せないようにしてください。家族がこの用紙を使って認知症の検査を予習として行ってはいけません。あくまでも医師にこの検査を行ってもらい、認知症の診断を下してもらって処方を受けることが肝心です。なぜ家族が診察風景を見ることが必要なのかというと、受診した医師からもし認知症ではないと言われた場合、今見た診察内容の何を根拠に認知症ではないと判断したのか、その場で質問することができるからです。
なお、告知は本人のためにならないことが多いので、告知するのであれば患者さんに診察室から出てもらう配慮を求めましょう。初診時問診票にそうした項目がなければ、欄外に告知は家族へと書いてくださいいくら家族が診察風景を見て医師の判断をチェックしても、その場で入院させられると、事態は悪いほうへ進みがちです。
入院を勧めるのはおもに精神科の病院か病棟で、認知症をうつ病などと誤診しているケースも少なくありません幻覚や妄想が激しい患者さんや暴れる患者さんをおとなしくさせることに関しては、精神科医は慣れています。しかし、精神障害の発作を起こした比較的若い人を医療保護入院させるのと、認知症の周辺症状が強く出たお年寄りを落ち着かせるのとでは、対応において天と地ほどの開きがあるべきです。仮に前者であったとしても、精神科医に預けておけるのは2週間が限度だと思ったほうがいいでしょう。それ以上たつと、薬漬けになって社会に戻る力まで奪われてしまう場合もまれにあります。高齢者を扱う日本老年精神医学会のアンケートで認知症がわからないと回答した精神科医が半数います。す。べての精神科医のなかで認知症を理解している医師は、2割といったところでしょう。認知症の周辺症状は激しい症状でない限り急激に抑え込むのではなく、慢性的、日常的に落ち着かせる方法で治療しなければなりません。家族が薬の量を加減させてもらえないなら、その精神科医は避けたほうが賢明です。

ホルモンを刺激することも知られています。

こんな医師は認知症治療に向かない前のページで詳しく話しますが、私は1995年に海南病院に勤務し、認知症患者の家族会に参加するようになって医師としての考えが変わりました。介護家族の苦労は相当なものです。疲れ、いらだち、精神的に追い詰められて、フラフラになっています。それを見た私は、医者としてなんとか介護家族を楽にしてあげたいと思ったのです。
1999年に日本で初めて認知症治療薬アリセプトが出ると、私は1年後に221人の処方データをまとめて学会で発表を行いました。その頃から、アリセプトには興奮性があるため、3㎎でスタートすると困る家族が出ることを指摘しています。薬を飲むことによって患者さんが怒りっぽくなったり、強情になってオムツを替えさせてくれなくなったりするのは、そうでなくても疲れ果てている介護家族には耐えられない事態です。患者さんの認知機能を高めるどころではなく、ただじゃまな薬でしかありません。しかし、多くの医師は学会での発表や製薬会社が配るパンフレットを信じて、アリセプトは3㎎で始めて2週間たったら5㎎へ増量するものだと信じて疑いませんでした。

医師のなかでも、地道な在宅医療を続けている一部の先生は介護家族の言葉に耳を傾けてくれますが、大多数は製薬会社の言うことしか聞きません。エーザイがアリセプトを5㎎から10㎎に増やすキャンペーンを行ったときもそうでした。エーザイは、患者さんが暴れた多くのケースには目をつむり、効果があった少数のケースを教授に報告させて、それで広告を作りました。暴れたケースは、儲からないので誰も発表しません。このような情報操作は、お金さえあればいくらでもできます。問題は、それに乗せられる医師が多いことです。怒りっぽくなったのは認知症が進行したせいだと考えて、さらに薬を足していく医師もいます。このように患者さんの苦しみに目を向けず、家族の立場を考えない医師は、認知症の治療に向いていません認知症への処方でもっとも大切なことは、中核症状記憶障害や判断力低下などと周辺症状をしっかり分けて考えることです。
神経の不調から起こります。

認知症がわからないと回答した精神科医が半数います。

そのことすらわからない医師が、陽性症状徘徊、暴力、介護抵抗などを示す患者さんにアリセプトを処方しています。陰性症状無気力、うつ状態などを示す患者さんには、中核症状の進行を止めるためにアリセプトを処方してもいいのですが、陽性症状を示す患者さんには、中核症状の進行を止めることよりも周辺症状を落ち着かせることを優先して、抑制系の薬を出さなければいけないのです。アリセプトを使うのであれば、用量を減らして慎重に投与するべきであることは言うまでもありません多くの医師は、認知症の患者さんを介護している家族の苦しみがわかっていません。さらに驚くべきことに、薬の適量には個人差があり、規定の用量というのは製薬会社の金儲け主義が生んでいる場合があることがわかっていません。

アリセプトのように、「5㎎を投与しますか、それともやめますか。やめると悪化しますよ」と二者択一を迫るような製薬行政は間違っていますが、それを不思議に思わない医師も間違っています。自分が与えた薬で患者さんがどうなるかを見ていない医師が多いという事実は、家族の思いとあまりにかけ離れた現実であるといえるでしょう。
認知症の治療に向かないもう一群は、うつ病とうつ状態の区別がつかない医師です。プライマリーケア医が目の前の患者さんの暗く沈んだ様子を見て、精神科医へつなぐか認知症専門医へつなぐかは、その後の患者さんと家族の一生を左右します。ここで誤診をするようでは、ゲートキーパーとしての役目は果たせません。
それもこれも、医者が認知症を知らないからです。
精神症状への処方を覚えることが不可欠です。
高齢者を診るには認知症を知ること、認知症を知るにはては患者さんから教わった私はもともと循環器の医者になるつもりでした。ところが、たまたま大学院のときに豊橋市の福祉村病院にアルバイトに行き、認知症専門病棟で回診と当直を担当したのです。

      認知症の病型は最終的
      薬や総合胃腸
      認知機能が悪くなったりする