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薬は絶対飲まなければいけないと理解しています

Posted in うつ, and ホルモン

医療につながっています。

コウノメソッドの実践医であれば、フェルガード100Mという選択肢があるので、ピック病の患者さんの興奮を抑えながら進行を止めることが期待できます。
最近では、インターネットの普及で介護家族へ認知症の情報が浸透し、症状でピック病ではないだろうかと疑いながら患者さんを受診させるケースも少なくありません。不勉強な医師は、権威が失墜する厳しい時代となっています。
うつ状態のある認知症の症状と治療認知症とうつ病は混同されやすく、何年間もうつ病と誤診され続ける認知症の患者さんは少なくありません。
うつ病には抗うつ薬が効きますが、いくら服用しても効かない場合、うつ病ではなく認知症ではないかと疑う必要があります。
一般的にいって、高齢者で表情が暗い人は、うつ病よりも認知症である可能性が高いことを理解しておきましょう。しかし、本物のうつ病なら自殺の可能性があるので、見極めは慎重に行わなければなりません。また抗うつ薬を飲んでいる場合は、うつ病でないとわかっても急にやめてはいけません。
悪性症候群という怖い病態を引き起こして急死することもあるので、少しずつ減らしていくことが大切です。三環系や四環系と呼ばれる本格的な抗うつ薬には二面性があります。うつ病の患者さんには興奮系として働いて元気にしますが、認知症の患者さんには抑制系として働いて元気を失わせるのです。この抗うつ薬の抑制効果を逆利用して、認知症の専門医は暴れる認知症の患者さんを穏やかにさせます。たとえば、寝る前にテトラミドという抗うつ薬を飲ませると、翌朝から患者さんが素直になってくれることがあるのです。
一方、精神科医が認知症の患者さんに抗うつ薬を飲ませるのは、うつ病と誤診しているためなので、事態は悪い方向へ向かいます。
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認知症ではないのです。

陰性症状の出ている認知症だと、抗うつ薬は患者さんのADL(日常生活動作:具体的には食欲や脚力)を奪い、だるくし、認知機能を落としてしまうからです。そのためコウノメソッドでは、抗うつ薬を第一選択にしないという鉄則を打ち立てています。さらに不思議なことがあります。三環系や四環系と呼ばれる本格的な抗うつ薬は認知症に対して抑制系の働きをするのに、同じ抗うつ薬でもSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)と呼ばれる新世代抗うつ薬は、認知症に対して興奮系の働きをするのです。私は、どうしても元気にならないレビー小体型認知症の患者さんに対して、SSRIのひとつジェイゾロフトを使うことがあります。
レビー小体型認知症の食欲不振は、食事に毒が入っているという妄想で食べなくなったか、うつ状態で食べる気力がないかのどちらかです。
前者であればニコリン注射、後者であればジェイゾロフトが決定打となります。認知症と抗うつ薬との関係は、私が20年近くかかって理解したことなので、多くの方に覚えていただきたいと思います。病型の違いと一般的な薬の具体的用法図25には、これまでのまとめとして、病型ごとの治療戦略を表にして掲げました。
症治療から得た、もっとも効率のよい治療法です。これが私の30年近い認知根底には、認知症の進行を遅らせることよりも、患者さんを落ち着かせることのほうが大切だという考えがあります。介護家族は疲れているので、患者さんよりも介護者を楽にする処方をしなければなりません。私は認知症を診るすべての医師に診断を正確にすることに固執せず、一刻も早く患者さんを穏やかにする処方を行うことに集中してくださいと呼びかけています。それというのも、約1割の認知症は専門医でも病型診断ができないからです。陽性症状を制御する処方を行うために、認知症の病型鑑別を行う必要はありません。大学病院や総合病院へ脳血流シンチなどの精密検査を依頼するよりも、対処療法で治せる症状はいくらでもあるのです。患者さん本人や介護家族は、いますぐ楽にしてもらいたいと切実に願っています。医師は、その願いに応えなければなりません避けなければならないのは、薬の使いすぎです。

 

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アルツハイマー型認知症でも脳血管性認知症でもなく、薬剤性認知症とでも呼びたくなるような患者さんに出会うたびに、私はつくづくそう思います。治らなければ薬を増やせというのは、うつ病やパーキンソン病にはあてはまるかもしれませんが、レビー小体型認知症にはあてはまりません。神経内科学では、アリセプトが多くて歩けなくなった患者さんに、アリセプトを減らさずにパーキンソン病治療薬を増やします。当然、患者さんは元気にならず、しまいには抗うつ薬まで追加されて、いわゆるパニック処方に行きつくのです。
そんな処方をされた患者さんが私のクリニックに来ると、いったい何を狙ってこんな処方になったのか、その前に診察した医師の頭の中身を疑ってしまいます。
アルツハイマー型認知症とパーキンソン病と大うつ病が合併していると思ったとしか考えられない処方になっているからです。医師は、自分を安心させるために処方を行ってはいけません。
世の中が欲しているのは、安全で確実かつ平均的な処方の組み合わせと用量です。コウノメソッドはそれを目指します。認知症との闘いは、総力戦です。医薬品だけでなく、漢方やサプリメントも動員して医師の頭の中の引き出しを多くしなければ勝てません。私たちは、常に新しい処方へのチャレンジも求められているのです。
認知症薬の新しい展望2011年初夏の時点で、認知症の適応が認められている薬は、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤3種(アリセプト、レミニール、リバスタッチパッチかイクセロンパッチ)とNMDA受容体拮抗剤のメマリーだけです。
薬は絶対飲まなければいけないと理解していますストレスの攻撃を受けてこれでもアリセプト1種しかなかった過去12年間のことを考えると、大変な進歩であるといわなければなりません。
しかし、認知症介護の現場において介護者を楽にさせる処方が最優先されるべきであることを考えると、メマリー以外の薬剤が興奮系であり、必ずしも介護者を楽にする結果だけを生むものではないことが残念です。日本は、多くの薬を選べる恵まれた国ではあります。ただ、認知症の治療となると精神症状に作用する薬が必要となるため、精神科医以外の裁量権は狭く、堅苦しい処方を強いられているのが実情です。特に抗うつ薬三環系はプライマリーケア医が処方してよい薬とは思えません目の前にある薬が苦しんでいる患者さんに劇的に効くはずなのに、毎日それを見過ごしているのが日本の認知症治療の現状です。それは、医師の頭の中の引き出しが少ないからにほかなりません。問題は、多くの医師がアルツハイマーだからアリセプト、脳梗塞だからサアミオン、といった画一的な処方を続けているところあります。すべてを医学書から学ぼうとしたのでは、平均点以下の改善率しかあげられないでしょう。常に患者さんから学ぼうとしなければ、現場に即した治療法は生まれてこないのです。2011年6月14日の全国版の新聞に掲載された「アルツハイマー新薬続々」という記事には、アリセプト、レミニール、イクセロンパッチとリバスタッチパッチ、メマリーの紹介がありました。一見して、これからは認知症で苦しむことはなくなるかのような妄想を抱く読者もいたことでしょう。
しかしその記事は、国立長寿医療センターの脳機能画像医学部長の次のようなコメントで締めくくられているのです。「現在は、診断法が治療法よりも進んでいる状態。医師が画像診断の結果を患者に伝える場合には慎重な対応が必要だ」。これでは、何のための新薬続々なのかわかりません。
新薬は大切ですが、新薬がなくても認知症は改善するのです。
て2007年から発表し続けてきました。
私はそのことをコウノメソッドにまとめ認知症の治療において、もっとも大切なことは何でしょう。それは、本当の主治医が患者さんの家族であるということです。医師はただ処方するだけで、処方された薬のなかから薬の正しい選択や適量を見つけ、患者さんを改善させていくのは家族なのです。

    1. 薬を飲むようなバカなことはしないでくださいニート
    1. 治療法を目的とする場合
    1. うつっぽくなったとします。

ガンが大変増えて

その認識に立たないかぎりテーラーメイドの処方はできませんしいくら新薬が出ても何も変わりません。家族が身近で観察し、医師がその情報を活用できたとき、処方の黄金比が決定されーを見張るほどの効果が生まれるのです。
そのことを知っている医師は謙虚です。また、学会での報告を鵜呑みにしません。製薬会社から研究費をもらっている大学や大病院は、製薬会社が望む処方量そのほとんどは多すぎて危険ですで成功したという報告を行いますが、実験台になった患者さんのその後が報告されることはありません。
外来の患者さんを長く診ていかなければならない開業医や勤務医は、学会でも医学書でもなく、患者さんから教わる姿勢が必要です。新薬であっても手放しで製薬会社の説明に頼るのではなく、一人ひとりの患者さんを注意深く観察しながら、自分で黄金比を探していかなければなりません。

そうした姿勢を前提としたうえで、認知症の中核症状に作用する新薬の登場を喜びたいと思います。2011年春から、認知症の治療は新たな局面に入りました。
のメマリーとアリセプトの併用療法2011年6月8日、認知症の医療現場が待ちに待つたメマリーが発売されました。処方は、1日5㎎から開始し、1週間で10㎎へ増量です。1年間は1回の処方が14日分までなので、最初の患者さんは5㎎7錠1週目と14錠2週目の合計21錠を持ち帰ることになります。メマリーの保険適用は、アルツハイマー型認知症の中等度および高度です。しかし、すでにレビー小体型認知症によく効くことが知られています。これは、患者さんの家族が、個人輸入されたメマンチンをすでに試しているからわかるのです。
健康な腸
薬は毎日スプレーします。

治療は必要最小限にするという方向になっているのです

発売前から飛び交っていた情報では、患者さんによっては2.5㎎でも覚醒効果が出てニコリン注射が不要になり、目つきがしっかりして相手にちゃんと視線を合わせてしゃべるようになると報告されています。改善率は8割といったところで、重症度は関係ありません。
メマリーは、アリセプトと作用機序が異なるので、併用療法が行えます。販売する第一三共でもそのことは特に強く意識していて「アリセプトと併用すると抜群に効果を増強。しかも興奮性が減じるメマリー」と、販売チラシでも併用結果の治験データを掲げています。それによると、米国フェーズⅢの治験でメマリーとアリセプトを併用した患者さんは、アリセプトを単独投与した患者さんに比べて、24週にわたる治験中どの時期でも有意に認知機能の改善が見られたといいます。
このことから、アリセプトのジェネリック後発医薬品が出る2011年11月以降は、メマリーとアリセプトの後発品の併用が、アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症の第一選択になるのではないかと推測されます。
課題を挙げるとすれば、レビー小体型認知症への承認が待たれることと、なるべく早く長期投与できるようになってほしい点です。海外ではすでに後発品が出ているくらいポピュラーな薬なので、関係者の努力を待たいと思います。メマリーで心配される副作用は、めまいや奇異反応だるくなるです。このため、レビー小体型認知症のようにふらふら歩く患者さんは、就寝前に飲むとよいと思います。2週間目に5㎎を2錠処方する場合、第一三共は一度に処方するよう指導していますが、危険分散のために1錠は就寝前がよいでしょう。そのことで効果が減じると考えるよりも、患者さんの安全を優先するのが医師としての正しいあり方です。